米、プーチン氏のウクライナ停戦案を拒否=情報筋
ロイター / 2024年2月14日 4時11分
ロシアのプーチン大統領(写真)が、現在の占領ラインに沿ってウクライナでの戦闘を凍結する停戦案を提示したものの、米国がこれを拒否した。ロシアの情報筋3人がロイターに対し明らかにした。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Sputnik/Alexei Danichev/Pool via REUTERS)
[モスクワ/ロンドン 13日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領が、現在の占領ラインに沿ってウクライナでの戦闘を凍結する停戦案を提示したものの、米国がこれを拒否した。ロシアの情報筋3人がロイターに対し明らかにした。
情報筋によると、プーチン大統領は昨年、公の場および、中東地域のパートナー国を含む仲介役を通じ、米国に対しウクライナでの停戦を検討する用意があるというシグナルを送った。
仲介者らは2023年末にトルコで会合を開催し、プーチン大統領のシグナルは米政府に伝えられた。その後、米ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が次のステップについて、ロシアのウシャコフ大統領補佐官と対話する運びとなっていた。
ところが1月に入り、サリバン氏はウシャコフ氏に対し、米国は他の分野について対話する用意があるものの、ウクライナ抜きで停戦について協議しないと伝えてきたという。
情報筋の1人は「米国側との接触は徒労に終わった」とし、別の関係筋も、ウクライナの参加なしに停戦の可能性について協議しないとする米国側の主張により両国の接触は失敗に終わったと述べた。米国はウクライナに圧力をかけることを望んでいなかったという見方も示した。
米当局者は、ロシアといかなる「水面下」での協議も行われておらず、米国はウクライナが関与しない協議に応じることはないと述べた。また、仲介者を通じた非公式な接触については認識していないとも述べた。
プーチン大統領は8日に公開された米FOXニュースの看板アンカーだったタッカー・カールソン氏とのインタビューで「われわれは対話の準備ができている」と語っていた。[nL6N3EU005
ロシアのウクライナ侵攻は24日で3年目に突入する。
この記事に関連するニュース
-
22年合意が「交渉の基礎」 プーチン大統領
共同通信 / 2024年5月17日 21時52分
-
プーチン氏が訪中、習主席と会談へ 中露結束強化 軍事協力も拡大か
産経ニュース / 2024年5月16日 7時14分
-
ロシア大統領、16日訪中=習主席と会談、結束誇示へ
時事通信 / 2024年5月15日 16時58分
-
ハマス、ガザ休戦案受け入れ 「合意まだ」とイスラエル当局者
ロイター / 2024年5月7日 5時59分
-
ハマス代表団、停戦協議でカイロへ 米・イスラエル首脳は電話協議
ロイター / 2024年4月29日 10時32分
ランキング
-
1焦点:米支援遅れに乗じロシアが大攻勢、ウクライナに戦線崩壊の危機
ロイター / 2024年5月20日 18時59分
-
2ロシア企業が開発のAI、「ひどい臆病者」と前大統領激怒…ウクライナ問題に「勉強中」とのみ回答
読売新聞 / 2024年5月20日 17時23分
-
3イラン大統領死亡、中東の状況注視する=林官房長官
ロイター / 2024年5月20日 16時50分
-
4台湾の頼総統、中国に軍事威嚇の停止呼びかけ 「世界平和への挑戦」
産経ニュース / 2024年5月20日 13時35分
-
5中国の呉駐日大使、日本が「台湾独立」加担なら「民衆が火の中に連れ込まれる」と警告
産経ニュース / 2024年5月20日 19時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください