かしわ記念 (JpnI) 2024|特集
- 天国と地獄
- 出走予定馬
- 参考レース
- データ分析
- 過去5年の
レース結果 - 専門紙予想
- レースの見どころ
<出演>
- 舩山 陽司さん
(フリーアナウンサー) - 津田 麻莉奈さん
(楽天競馬"ポッ"イントもらっちゃおう娘) - 守永 真彩さん
(楽天競馬"ポッ"イントもらっちゃおう娘)
ウィリアムバローズ
所属:栗東
性齢:牡6歳
父:ミッキーアイル
母: ダイアナバローズ
調教師:上村洋行
騎乗予定騎手:坂井瑠星
注目ポイント
ダート戦で堅実な成績を残しつつ前走・東海S【GII】で待望の重賞V。流れを味方にJpnIタイトル奪取へ。
タガノビューティー
所属:栗東
性齢:牡7歳
父:ヘニーヒューズ
母: スペシャルディナー
調教師:西園正都
騎乗予定騎手:石橋 脩
注目ポイント
重賞未勝利も、重賞レースで惜しいシーン続く。かしわ記念は昨年2着実績ありで昨年に続き好レース披露も。
キャッスルトップ
所属:船橋
性齢:牡6歳
父:バンブーエール
母: ジーガートップラン
調教師:渋谷信博
騎乗予定騎手:山田義貴
注目ポイント
2021年のジャパンダートダービー[JpnI]馬。近況は一息も好機つかむきっかけの一戦としたい。
オメガレインボー
所属:浦和
性齢:牡8歳
父:アイルハヴアナザー
母: ワイキューブ
調教師:小久保 智
騎乗予定騎手:野畑 凌
注目ポイント
中央ではオープン戦2勝などの実績を残し南関東へ移籍。その後人気に応える走りを披露し初の重賞Vへ向け意欲高まる。
シャマル
所属:栗東
性齢:牡6歳
父:スマートファルコン
母: ネイティヴコード
調教師:松下武士
騎乗予定騎手:川須栄彦
注目ポイント
前走・黒船賞[JpnIII]を連覇で快勝。状態も引きつづきキープできてそうで昨大会以上の実績を期待したいところだ。
ミックファイア
所属:大井
性齢:牡4歳
父:シニスターミニスター
母: マリアージュ
調教師:渡辺和雄
騎乗予定騎手:吉原寛人
注目ポイント
ジャパンダートダービーを制し、最後の南関東3歳3冠馬に輝いた。大舞台をよく知る鞍上にビッグタイトルを奪取を託す。
クラウンプライド
所属:栗東
性齢:牡5歳
父:リーチザクラウン
母: エミーズプライド
調教師:新谷功一
騎乗予定騎手:川田将雅
注目ポイント
昨年は積極的に海外遠征を実施し、9月には2度目の海外重賞制覇。川田騎手に戻る今回は改めて好レースを披露したい。
カジノフォンテン
所属:船橋
性齢:牡8歳
父:カジノドライヴ
母: ジーナフォンテン
調教師:山下貴之
騎乗予定騎手:石崎 駿
注目ポイント
川崎記念とかしわ記念を制覇するなど、地方勢の中でも屈指の実力馬。古豪と呼ばれる年齢に入ったがもう一度輝きを。
ギャルダル
所属:船橋
性齢:牡6歳
父:ホッコータルマエ
母: スリーメロディー
調教師:川島正一
騎乗予定騎手:矢野貴之
注目ポイント
南関東マイル路線では上位の存在で、前走・東京スプリント[JpnIII]では地方馬先着。一気の末脚で上位進出狙う。
ペプチドナイル
所属:栗東
性齢:牡6歳
父:キングカメハメハ
母: クイーンオリーブ
調教師:武英智
騎乗予定騎手:藤岡佑介
注目ポイント
じっくりと実績を積み重ねて、フェブラリーS【GI】で待望の重賞&GI優勝。好位置キープでビッグタイトル2勝目へ。
ギガキング
所属:船橋
性齢:牡6歳
父:キングヘイロー
母: ウルフコール
調教師:稲益貴弘
騎乗予定騎手:和田譲治
注目ポイント
京成盃グランドマイラーズを勝つなど、船橋マイル戦に大きな自信。地の利活かしてファンにアピール。
リュードマン
所属:船橋
性齢:牡7歳
父:フリオーソ
母: オープンシャッセ
調教師:玉井昇
騎乗予定騎手:笠野雄大
注目ポイント
重賞実績は少ないが、幅広い距離適性が特徴の一頭。乾坤一擲の走りで好レース演出を誓う。
キングズソード
所属:栗東
性齢:牡5歳
父:シニスターミニスター
母: キングスベリー
調教師:寺島良
騎乗予定騎手:J.モレイラ
注目ポイント
昨年はJBCクラシックを制しGI(級)馬の一頭に。距離短縮もこなせそうでマイル王座制覇へ。
フェブラリーS【GI】
優勝馬:ペプチドナイル
2着馬:ガイアフォース
3着馬:セキフウ
■人気別(2013年以降)
【2番人気本命視】1番人気馬の勝利は過去10年ゼロ、このレースにおいては信頼度はやや低めと言えそうだ。
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 0-2-3-5 | 0.0% | 20.0% | 50.0% |
2番人気 | 7-0-0-3 | 70.0% | 70.0% | 70.0% |
3番人気 | 1-0-3-6 | 10.0% | 10.0% | 40.0% |
4番人気 | 1-1-1-7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
5番人気 | 0-4-2-4 | 0.0% | 40.0% | 60.0% |
6番人気以下 | 1-3-1-54 | 1.7% | 6.8% | 8.5% |
■枠番別(2013年以降)
【内枠中心の着順】1・2着数では内枠が優勢、3着数は外枠よりの傾向か。
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 4-0-0-6 | 40.0% | 40.0% | 40.0% |
2 | 1-3-0-6 | 10.0% | 40.0% | 40.0% |
3 | 0-2-2-8 | 0.0% | 16.7% | 33.3% |
4 | 0-1-1-10 | 0.0% | 8.3% | 16.7% |
5 | 2-1-1-11 | 13.3% | 20.0% | 26.7% |
6 | 1-1-3-10 | 6.7% | 13.3% | 33.3% |
7 | 1-0-2-15 | 5.6% | 5.6% | 16.7% |
8 | 1-2-1-13 | 5.9% | 17.6% | 23.5% |
■年齢別(2013年以降)
【古豪が躍動】5・6歳馬が成績面でリード。前走成績にも注目だ。
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
2歳 | 0-0-0-0 | - | - | - |
3歳 | 0-0-0-0 | - | - | - |
4歳 | 2-0-1-12 | 13.3% | 13.3% | 20.0% |
5歳 | 3-2-2-15 | 13.6% | 22.7% | 31.8% |
6歳 | 3-4-2-13 | 13.6% | 31.8% | 40.9% |
7歳 | 1-3-3-14 | 4.8% | 19.0% | 33.3% |
8歳 | 0-1-2-12 | 0.0% | 6.7% | 20.0% |
9歳 | 1-0-0-10 | 9.1% | 9.1% | 9.1% |
10歳以上 | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
横スクロールできます
着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | タイム | 人気 | 馬体重 | 騎手 | 調教師 | 父 | 前走 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023年 05/04 晴・良 ダ左1600m 14頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 2 | メイショウハリオ | 牡6 | 1:39.3 | 2 | 505 | 濱中俊 | [西] 岡田稲 | パイロ | フェブラリーS【GI】 | 4 | 3 |
2 | 13 | タガノビューティー | 牡6 | 1:39.4 | 5 | 520 | 石橋脩 | [西] 西園正 | ヘニーヒューズ | コーラルS[L] | 2 | 1 |
3 | 7 | ハヤブサナンデクン | 牡7 | 1:39.5 | 3 | 516 | 津村明 | [西] 吉村圭 | ゴールドアリュール | マーチS【GIII】 | 5 | 1 |
単勝(2)320 複勝(2)140 (13)280 (7)170 枠複(2)(8)2,280 馬複(2)(13)2,440 ワイド(2)(13)610 (2)(7)360 (7)(13)750 枠単(2)(8)3,010 馬単(2)(13)3,250 三連複(2)(7)(13)3,160 三連単(2)(13)(7)16,190 | ||||||||||||
2022年 05/05 晴・稍重 ダ左1600m 14頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 1 | ショウナンナデシコ | 牝5 | 1:38.9 | 2 | 484 | 吉田隼 | [西]須貝尚 | オルフェーヴル | マリーンC[JpnIII] | 2 | 1 |
2 | 2 | ソリストサンダー | 牡7 | 1:39.2 | 5 | 483 | 戸崎圭 | [西]高柳大 | トビーズコーナー | メイダン | - | - |
3 | 3 | テイエムサウスダン | 牡5 | 1:39.9 | 1 | 541 | 岩田康 | [西]飯田雄 | サウスヴィグラス | フェブラリーS【GI】 | 5 | 2 |
単勝(1)410 複勝(1)150 (2)170 (3)120 枠複(1)(2)1,620 馬複(1)(2)1,610 ワイド(1)(2)480 (1)(3)230 (2)(3)290 枠単(1)(2)2,350 馬単(1)(2)2,510 三連複(1)(2)(3)840 三連単(1)(2)(3)5,220 | ||||||||||||
2021年 05/05 小雨・稍重 ダ左1600m 12頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 6 | カジノフォンテン | 牡5 | 1:39.3 | 2 | 544 | 張田昂 | [船]山下貴 | カジノドライヴ | 京成盃Gマイラーズ | 1 | 1 |
2 | 11 | ソリストサンダー | 牡6 | 1:39.3 | 6 | 482 | 戸崎圭 | [西]高柳大 | トビーズコーナー | フェブラリーS【GI】 | 5 | 8 |
3 | 10 | インティ | 牡7 | 1:39.6 | 4 | 521 | 武 豊 | [西]野中賢 | ケイムホーム | フェブラリーS【GI】 | 7 | 6 |
単勝(6)360 複勝(6)150 (11)220 (10)210 枠複(5)(8)640 馬複(6)(11)1,640 ワイド(6)(11)490 (6)(10)460 (10)(11)710 枠単(5)(8)1,070 馬単(6)(11)2,690 三連複(6)(10)(11)3,490 三連単(6)(11)(10)16,320 | ||||||||||||
2020年 05/05 曇・良 ダ左1600m 7頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 1 | ワイドファラオ | 牡4 | 1:38.6 | 6 | 506 | 福永祐 | [西]角居勝 | ヘニーヒューズ | フェブラリーS【GI】 | 6 | 12 |
2 | 4 | ケイティブレイブ | 牡7 | 1:39.0 | 5 | 521 | 長岡禎 | [西]杉山晴 | アドマイヤマックス | フェブラリーS【GI】 | 16 | 2 |
3 | 6 | サンライズノヴァ | 牡6 | 1:39.3 | 3 | 529 | 武 豊 | [西]音無秀 | ゴールドアリュール | フェブラリーS【GI】 | 3 | 3 |
単勝(1)2,690 複勝(1)930 (4)450 馬複(1)(4)6,290 ワイド(1)(4)1,240 (1)(6)760 (4)(6)350 馬単(1)(4)15,250 三連複(1)(4)(6)4,600 三連単(1)(4)(6)49,320 | ||||||||||||
2019年 05/06 晴・稍重 ダ左1600m 11頭 過去映像 | ||||||||||||
1 | 10 | ゴールドドリーム | 牡6 | 1:40.2 | 2 | 518 | ルメー | [西]平田修 | ゴールドアリュール | フェブラリーS【GI】 | 2 | 2 |
2 | 6 | インティ | 牡5 | 1:40.4 | 1 | 518 | 武 豊 | [西]野中賢 | ケイムホーム | フェブラリーS【GI】 | 1 | 1 |
3 | 7 | アポロケンタッキー | 牡7 | 1:40.8 | 7 | 563 | 戸崎圭 | [西]山内研 | Langfuhr | ダイオライト記念[JpnII] | 5 | 2 |
単勝(10)190 複勝(10)100 (6)100 (7)200 枠複(6)(8)120 馬複(6)(10)120 ワイド(6)(10)110 (7)(10)380 (6)(7)390 枠単(8)(6)270 馬単(10)(6)300 三連複(6)(7)(10)560 三連単(10)(6)(7)1,630 |
専門紙予想
2024/4/29(月・祝)
「フェブラリーSのペプチドナイルを評価」
かしわ記念はここ10年に限れば1番人気の馬が勝ったことがなく、ベストウォーリアとインティの2着が最高。2番人気の馬が7勝を挙げており、2番人気から狙う方が確率は高い。しかし今年のメンバーで人気を予想するのが難しい。安定感ならウィルソンテソーロだろうし、フェブラリーSを勝って勢いのあるペプチドナイルも侮れない。モレイラ騎手でキングズソードの巻き返しは怖いし、潜在能力では一番のクラウンプライドの復活があるかもしれない。他にも昨年2着のタガノビューティーの末脚は怖いし、地元では安定しているギガキング、昨年の3冠馬ミックファイアも怖い存在。黒船賞を勝って再び波に乗りそうなシャマルにもチャンスはある。
ペプチドナイルのフェブラリーSは、ドンフランキーが作った速い流れの中、好位で流れに乗って抜け出す競馬で、11番人気での勝利だったが高く評価できる。逃げたドンフランキーが9着、2番手につけたウィルソンテソーロが8着、同じく2番手につけたイグナイターが11着、好位を追走したドゥラエレーデが12着に敗れていることを見てもそれが分かる。地方の馬場が合うかは課題だが、逃げることもできるし、好位で折り合うこともできる器用さがあり、地方競馬向きだ。
ウィリアムバローズは、ダート路線に切り替えてからは安定した成績を残しており、崩れたのは22年のみやこSでの14着だけ。重賞優勝は前走の東海Sのみだが、マーチSで2着、みやこSで3着があり、その相手なりに走れる堅実さは高く評価できる。1番枠を引き当てただけに位置取りが難しくなるが、シャマルを行かせて2番手、ペプチドナイルと併走するような形に持ち込めれば大崩れすることはない。
キングズソードは3歳の冬に本格化し、アンタレスSでは3着に敗れたが、その後オープン特別を連勝して挑んだ大井JBCクラシックを制している。東京大賞典、フェブラリーSと5着続きだが、東京大賞典がコンマ4秒差、フェブラリーSがコンマ3秒差なら悪くない。今回は鞍上にJBCクラシックと同じくモレイラ騎手を鞍上に迎えるし、フェブラリーSで速い流れを経験したことが今回に繋がる可能性が高い。
クラウンプライドは、国内では重賞は未勝利だが、UAEダービーを制し、韓国に遠征してコリアCを勝っている。3歳時に日本テレビ盃、盛岡JBCクラシック、チャンピオンズCと3戦連続の2着があり、潜在能力は一番高いと思われる。ここ2戦は物足りないが、復調すれば一変が有り得る。タガノビューティーは昨年のこのレースの2着馬。コース経験があるのは強味だし、フェブラリーSでも届かなかったが見せ場十分の末脚を繰り出せていた。
迎え撃つ地方勢ではギガキングか。1600メートルでどうかと思われた京成盃グランドマイラーズが強い内容、右回りでは勝ち切れないが、地元では崩れがない。相手は揃ったがここで通用して不思議はない。昨年の3冠馬ミックファイアは、古馬との対戦となった東京大賞典で8着に敗れたが、中央に初遠征となったフェブラリーSでは地方馬最先着の7着。内々の経済コースを通ってのもので評価あまりできないが、馬群の中で揉まれる競馬であの結果は悪くない。前走後更なるパワーアップが見込めその走りに注目したい。
◎ペプチドナイル
○ウィリアムバローズ
▲キングズソード
△クラウンプライド
△タガノビューティー
△ギガキング
△ミックファイア
(勝馬 山形宗久)
レースの見どころ
2024/4/25(木)
【2024ゴールデンウイークを彩るJpnI競走!】
かしわ記念[JpnI]は毎年5月に船橋競馬場で開催されるマイル王座決定戦です。今年は6月に開催される浦和・さきたま杯がJpnIへと昇格、同じ左回りコースとあり、さきたま杯へとつながる一戦として競走馬にとってもファンにとっても大きな注目が寄せられます。昨年は2番人気のJRA・メイショウハリオ号が後方から脚を伸ばしてV。帝王賞に次ぐ2つ目のJpnIタイトル獲得とともに1600m戦でもその強さを存分に見せた結果になりました。今年は果たしてどのような競走馬が集い、ドラマを残すことになるのか。どうぞご期待ください!